バリアフリー字幕
聴覚障がい者向け字幕の作り方を学びましょう



   

「高齢者」や「聴覚に障害をお持ちの方」や「音の出せない環境」で視聴するユーザーに対し、セリフだけでなく、「話者」や「音楽」や「効果音」も字幕テキストとし、状況をわかりやすく伝える字幕です。

バリアフリー字幕には、「話者名の表記」や「効果音の適切な表現」や「統一された表記」など、細かなルールもあるため、適切なルールをしっかり学びましょう。

「漢字の使い方」や「送りがな」に誤りがあると、映像に集中できなくなるため、字幕を制作する上で、とても重要なポイントですから、「字幕制作」とは切り離して学べるよう「文字起こし」のカテゴリーとして紹介していきます。


バリアフリー字幕の学習に必要なスキルとは?

 及び  の  スキル


表記する項目

 :名称を統一するよう注意しましょう

 :物語に関わる音をわかりやすく、簡潔に表記しましょう



項目をクリックで詳細説明

「バリアフリー字幕」では、「話者名」を表記する際のルールがあります。
原則として、映像から話者が明確に特定できる場合は、表記の必要がありません。
ではいったい、どのようなシーンで話者名表記が必要となってくるのでしょうか?
ルールをしっかりと学び、適切に表記できるよう、学んでいきましょう。

「話者名」を表記する際は、正しい表記であることを確認しましょう。漢字や仮名など、公式サイトやエンドロールで確証を得た上で表記するよう心がけてください。

また、「話者名」が登場する度に表記が変わってしまうと、視聴者は混乱してしまいます。一度決めた話者名はメモするなどして、表記を統一させるようにしましょう。

表記する際の「話者名」は、基本的に映像内で呼ばれている名称を優先し、フルネームで長文化しないよう注意しましょう。

※ 「パパ」や「お姉ちゃん」などの抽象的な表現は避けてください。話者名が公開されていない場合、「太郎の父親」や「次郎の娘」としましょう。

初出の登場人物のセリフには、話者名を表記します。(シリーズものであっても、同様に毎回、初出のセリフは話者名表記をしましょう)
また、初出の固有名詞にはルビを振りましょう。

セリフを話している人物が「映像内に出てない」、「大人数が映っている」、「口元が映っていない」などで、映像から話者が特定できない場合、話者名の表記が必要です。

但し、セリフの途中から話者が見えなくなった場合は、話の流れから話者が特定できるため、話者名表記は不要となります。

〇 (犯人)「子供は預かった」

✖ (田中)「子供は預かった」

表記の統一を意識するあまり、字幕でネタバレすることの無いよう、注意しましょう。

映像の内容を把握し、視聴者目線に立って作成することを心がけましょう。



効果音は、わかりやすく簡潔に表記しましょう。
「わかりづらい表現」や「複数の音のパターンが考えられる表現」は避けるよう、注意しましょう。
説明が細かすぎたり、長文で表記するのも控えましょう。
また、ストーリーに関係ない音や映像で理解できるものは不要です。
下記の「ト書きの参考例」を参照し、適切に表現しましょう。

(メールの受信音) (携帯電話の着信音) (携帯電話の振動音) (携帯電話の呼び出し音)
(通話が切れる音) (ドアのノック音) (ドアが閉まる音) (ドアが開く音)
(ドアの開閉音) (呼び鈴) (カメラのシャッター音) (クラクション)
(パトカーのサイレン) (雷鳴) (拍手) (銃声)
(弾切れの音) (撃鉄を起こす音) (爆発音) (○○の荒い息遣い)
(目覚ましの音) (アラーム音) (玄関の呼び出し音) (玄関チャイムの音)
(○○のいびきの音) (○○のおならの音) (○○のせきばらい) (時計のベルの音)
(おなかの鳴る音) (○○の鼻歌) (○○のうめき声) (○○のため息)
(○○のすすり泣き) (○○の悲鳴) (犬の鳴き声) (バイクのエンジン音)
(走ってくる足音) (車の走行音) (エンジンがかかる音) (○○の叫び声)
(衝撃音) (心電図の電子音) (咆哮) (踏切の警報音)



「バリアフリー字幕」に慣れないうちは、最終的に作成した字幕と一緒に 
最初から再生しながら、字幕をご自身で確認してみましょう。
無音状態で、音が無い環境でもしっかりと状況が伝えられているかを意識することで
より早く「バリアフリー字幕」をマスターすることができるようになるでしょう。


ここまでが、  となります。
これ以外にも、まだまだ細かいルールは数多く存在していますが、いずれも、これらの基本的な
ルールに則って作成する必要があるため、これらを踏まえた上で、あとは実践を繰り返しながら
学んでいきましょう
まずは 実践練習 から映像を選択し、 で「ト書き」を作ってみましょう。
作成したデータと見本データを比較しながら、どのような点に違いや誤りが発生しているのかを
確認しながら、繰り返し練習してみましょう。